第34回(2014)大阪都市景観建築賞(愛称 大阪まちなみ賞)を受賞。
〈選評〉
形も構造も意匠も異なる園舎は成長の変遷を物語っている。その敷地に白い箱の鉄骨造と黒い木造が挿入され、新たな混在が生み出されている。一般的な「デザインポリシー」の概念においては拡散的なまちなみを助長し、一見したところデザインワークとしての論理性は見出しにくい。しかしそれが狙いであったのだろう。結果的には多様な隙間を生み出しており、道に対し幼稚園の溢れ出しを押し出している点で、巧妙なまちなみ形成の提案となっている。