六甲ウィメンズハウス改修工事
[記事公開日]2023年 11月 21日
少し投稿が遅れてしまいましたが・・・第2弾の更新です✨
「六甲ウィメンズハウス改修工事」
今回紹介する現場は、六甲ウィメンズハウスの現場です。
六甲ウィメンズハウスは住宅取得が困難なシングルマザー、若年女性、外国人留学生や学生の方々が「ここにしか住めない」ではなく、「ここに住みたい」と思ってもらえる住まいを作ろうという支援事業となっています。
ここに住む方々は様々な事情を抱えておられます。
なので特にプライベートに関して、個々の生活を守ることに配慮しています。
各居室の界壁には、できるだけ高い遮音性能を実現するための工法を選んでいます。
その壁の仕様及び施工方法を説明させていただきます。
まず、仕様は、軽量鉄骨壁で、吉野石膏 A-2000・W1(耐火遮音壁)を施工します。
必要な材料は
・スタッド W65
・強化石膏ボード(タイガーボード・タイプZ)
・硬質プラスターボード(タイガースーパーハード)
・ロックフェルト
・高性能グラスウール
・Uタイト
・施工方法
①まずは、スタッド(軽量鉄骨)を建て込みます。
通常スタッドのピッチは、1枚貼りで@303、2枚貼りで@455なのですが、A-2000の仕様ですと、2枚貼りでも@303でスタッドを建て込みするような施工方法となっています。
②四方端部にロックフェルトを貼り付けていきます。
※火事等の際、隙間からの火の通過を防ぐためですね。
③ボードを貼っていきます。
まずは下張りの強化石膏ボード(タイガーボード・タイプZ)を張っていきます。スタッドに直接、専用のビスで張り付けていきます。
ボードの厚さは21㎜です。
④下張りが完了したら、壁の間に高性能グラスウール(断熱材)を敷き詰めていきます。
⑤断熱材を敷き詰めたら、片側も下張りを完了させ、ボード上貼り。
硬質プラスターボード(タイガースーパーハード)を専用の接着剤と釘にて貼り付けていきます。
※ボードの厚さは、9.5㎜です。
⑥ボード貼りが完了したら、最後に周囲の遮音性能を確保することと、止水効果を上げるため、Uタイトを施工していきます。
↓
以上で、各居室の耐火遮音壁の工事が完了になります。
この後、仕上げ工事と進行していきます!