保育園新築工事

[記事公開日]2024年 10月 30日

 

今回で第4弾となります!

内容は、保育園新築工事の【コンクリート打設】についてです👂

 

こちらの保育園は、既存の園舎が現場から約200mのところにあり

完成後移転される予定です。

外観は白とピンクの可愛らしい色合いです✨

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

建物の特徴は、外壁が「コンクリ―ト打ち放し」であることです!

そこで今回のコンクリート打設についてお話をしたいと思います。

コンクリート打ち放しの難しさは、コンクリート打設の難しさにあります。

コンクリートの打設は、基本的にやり直しの効かない作業です。

 

RC造やSRC造の一般的な建物は「仕上げ」を行う前提のため、施工業者はコンクリートの表面の美しさをさほど求められません。

一方、コンクリート打ち放しの場合は、コンクリートの地肌を見せるための技術が必要となります!

 

コンクリートの打ち放しにする場合は、コンクリートを打ち込む前の準備段階やコンクリートの流し込み、締固めや養生といった各工程で、職人に緻密な作業が要求されます。

また、季節に応じて施工方法を調整することも必要です。

特に、型枠の継ぎ目は難しく、締固めが甘いと生コンが漏れてしまうことや、合板ごとに段差が生じてしまうといったケースもあります⚠

そのため、コンクリート打ち放しの実績が豊富で、技術やノウハウがある施工業者に依頼することが大切となります!!

 

 

地震が起きて大きな揺れで壁が壊れた場合、柱と壁を構造的に分離し、建物が大きく損傷してしまうのを防ぐ為の「スリット」を使用しています。

柱に壁が取付いている方が部材自体は硬く強くなるのですが、変形能力が低下してしまいます。

スリットを設けなければ地震時に全体の柱で地震応力に対抗する前に、強く変形能力の低い柱が破壊してしまい、構造バランスが崩れてしまいます。

スリットを設けることで耐震性を向上させるため、耐震スリットとも呼ばれます。

 

柱と窓が隣接していると、窓の下はコンクリートが片側にしか流れないので、窓の下には空洞ができてしまう可能性があります。

空洞ができないように、型枠をハンマーで叩き🔨振動を与えてコンクリート打設を行います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

職人さん方の知恵と力もお借りして、無事に空洞のない綺麗な躯体が完成しました👏✨