保育園新築工事
[記事公開日]2025年 11月 10日
第6弾は、現在施工中の床工事についてのご紹介です🙋


今回は『乾式二重床』という工法で施工をしています。
乾式二重床とは、コンクリートの床の上に、高さ調整ができる防振ゴムのついた支持脚を設置し、その上に床パネルを取り付けることで床を浮かせるという工法です。

↑ 支持脚
↓ 床パネル(パーティクルボード)

メリットとしては、
・床を浮かせることで、床下から直接感じる冷えや湿気を低減できる。
・転倒時の衝撃を緩和してくれる。
・床の衝撃音を低減できる。
等々があります。
まず、レベル(高さ)を確認しながら際根太(きわねだ)を設置します。
(際根太:床を支えるために壁際や柱際に取り付けられる根太のこと)
(根太:床板を支えるための横木)

↑ 際根太取付中
次に、支持脚とパーティクルボードを設置、ビス留めします。
今回はパーティクルボードの裏に断熱材がついている物を使用しています。

↑ 支持脚、パーティクルボード設置
設置、ビス留めが完了したら、レベルの確認・調整を行い、固定していきます。
支持脚のボルトは中が空洞になっているので、そこへ専用の接着剤を注入することで、ボルト内、防振ゴム、コンクリートスラブまで接着剤が行き渡り、強固に固定されます。

↑ レベル確認・調整

↑ 接着剤注入

↑ 支持脚ボルト中空になっている

↑ パーティクルボード設置完了
パーティクルボード設置、固定が完了したら、その上に合板を貼り、施工完了です。

↑ 合板貼り
↓ 合板貼り完了

二重床の工事はこれで完了となりますが、
この後、床仕上げの業者さんにて、合板同士の継ぎ目等を平滑にする処理をして、
床のシート貼をして仕上がりとなります。





